「東映の大泉撮影所を訪ねてみましょう」
週刊ポストの皆さんに誘われて、久しぶりに出かけてみた。
65年前の名残はどこにもなかった。
白いスタジオがずらっと並んだ道を歩いていたら、
「八名さんですよね。ようこそ。お目にかかれて、嬉しいです」
と、声をかけてくれた人がいた。「私も俳優をやっていました」

撮影所の前の通りもすっかり変わっていたけれど、八百屋のおねえさんが
「八名さんですよね。やあ懐かしい!この辺、変わったでしょ」
と、昔の店のことを思い出させてくれた。
「八名さん!」って声をかけて貰って、嬉しかったなあ。

来年の「週刊ポスト」に載せると思うよ。
今週発売の年末年始合併号は、母親のことを書いている。


サッカーワールドカップ、良かったね。
俺が何故かゴールキーパーになっていて、
すごいシュートを身体を投げ出して受けた!んだ。
そうしたら、ベッドから落っこちてしまって。目が覚めた。
ははは、恥ずかしくて、流石にラジオでも喋れなかったよ。
(山陽放送のラジオ、来年は1月7日11時半頃から生放送)


12月22日 岡山の病気の子供たちにプレゼントを届けに行きます。
(岡山キワニスクラブの活動の応援で)


深作欣二監督が亡くなって、1月で20年になるんだそうだ。
東映チャンネルで、その記念特集を放送するそうだ。
俺も監督との想い出などを話している。
早いなア、20年たったんだ。
(2023年1月1日17時〜 (再)1月22日13時〜)


似合わない2ショット?
徳島県つるぎ町で、沢山の勇気を貰って、この電車で帰って来た。
つるぎ町の皆さんは「シルバー学園」をつくって、
「65歳以上の誰でもが入って、自分の出来ることをしながら、街の為、子供達の為に、
何か役に立って生きていくんだ!」「卒業なんかしないよ」と、
もう50年も頑張っているときいて、講演に行った。

皆さん、元気。俺の話に笑って、笑顔がいっぱいで。
つるぎ町の皆さんが好きで、もう何年も通っているんだけれど、
行くたびに元気と勇気をもらって、「よし、俺ももっと頑張るぞ!」と帰って来る。
町長さんから、干し柿が届いた。これが最高にうまいんだ。

支えたり、支えられたり、
今年も、色々なことがあったけれど、
前をむいて、歩いていこう。



バス停でこんなものをみかけた。
緑の中に、煙草のすいがらが、さしてあった。
ここは、春になると、薄紅色の芝桜?がびっしり咲いて、
バスを待つ人達を楽しませてくれているところなんだ。
花が咲いているのは、わずか一週間か十日だけれど、
その日の為に、今もこの草たちは一生懸命生命を育てているんだ。
俺もたまにしか並ばないけれど、
ここで煙草を吸っている人をみかけたことがないんだけれどなあ。


悪役も転んだりする。

この前、岡山駅前のちょっとした段差にキャリーバッグがつまずいて、
ドタっと転んでしまった。
あごを切ってしまったらしく、血が出た。
「大丈夫ですか?」と、若いカップルがすぐ助け起こしてくれて、
血を止める為に、ティッシュ迄くれた。
新幹線では、車掌さんや女性の係員の方々が親切にして下さった。
本当に、皆さんに感謝しています。


『週刊ポスト』 内田吐夢監督との想い出を話している。
俺と同じ岡山市出身、明治生まれの大先輩。
『飢餓海峡』と『人生劇場 飛車角と吉良常』という、
監督にとって、大変な想いのある映画に出演させていただいて、
ありがたかったなあと、そんなことを話している。
お墓も探して、又そこでも、監督に教わったことがあるんだ。
10月17日発売号で、読んでみてください。


ここは、徳島県のつるぎ町。
『おやじの釜めしと編みかけのセーター』でも登場した町だから
覚えている人もいるかもしれない。
「こんなに素敵なふるさとがあるんですか?」と映画の上映のあと
全国のみなさんから聞かれた所なんだ。
俺には第二のふるさとのような、あったかい町でね。
11月29日(火)つるぎ町の大事な大会で講演をさせて貰うことになった。
ひさしぶりに皆さんに会えるなあ。


12月3日(土)には岡山市で講演会。
13時開場 14時開演 山陽新聞社さん太ホール

岡山仏教テレホン相談室をされている仏教会の皆さんの主催。
岡山県、岡山市の仏教のご住職さん達が、日頃色々な電話相談を
聞いて下さっているんだそうだ。何年も続けていらっしゃるとか。
講演はもう40年近く続けているけれど、色々な方々に出会えて、教わることも多い。
そして、「八名さんの講演を聞いたら元気になった!」って
言って下さる方々もいらっしゃるから、嬉しいんだ。



 

キンメが電車になっていたよ。静岡県伊東市の或る駅でみかけた。
キンメにごぼうをいれて一緒に炊いたら、うまいんだ。
愛媛県の内子町の姉ちゃんの店(呑喜)の煮つけが最高だった。
「八名信夫のうまいもん紀行」にも書いたけれど、姉ちゃんの煮つけは最高だったな。
内子座に芝居に行くのも、姉ちゃんの店で町のみんなと
煮付けやおしんこを食べながら、わあわあ騒ぐのが楽しかったから。
その姉ちゃん、去年突然亡くなってな。
キンメ電車、みせてやりたかったな。


帯状疱疹にかかってしまった。
こんなに痛いの、生まれて初めてで、結構大変な想いをしている。
(山陽放送ラジオ「八名信夫の井戸端会議」で話した)
痛いぞお。疲れとストレスから、とか言われて、今かかっている人が多いらしい。
さて、10月のラジオでは何を話そうか? 10月1日11時40分頃から生放送。


「悪役だって、死ぬかと思った」
『週刊ポスト〜悪役の履歴書』第29回の見出し。
「毎回読んでますよ」と、NHKの有名なアナウンサーさんからお手紙をいただいた。
由布院の宿の女性番頭さんは「男性週刊誌で、ちょっと恥ずかしいんだけれど、
駅前の本屋さんに予約していつも買いにいってるの」とおっしゃって下さっている。
全国の皆さんに感謝です。
「死ぬかと思った」と言うのは、映画の撮影の時に屈強な男たちに本気で殴られ蹴られ、
殺されるかも知れない!と思った話。
次回30回からは、俺にとって大切な監督との出会いについて。
9月26日の週に発売されるので、是非読んでみて下さい。


チャーハンも、いかと青菜の炒め物も、チンジャオロースも、
酸辣湯麺(スーラータンメン)も、何でも美味い!中華の店があるんだけれど、
この前久しぶりに訪ねたら、オヤジさんが
「実は2年前に私もコロナになってしまって、一時は店をどうしようかと思った
こともあったんですが、なんとかやり通しましたよ」と話して下さった。
本当に良かった。成城の自慢の味。仕事先の人達を連れて行ったら、みんな、
ファンになってしまって、今度は家族と来ます、会社の友達と来ます、と喜んでくれた。



「私たちの国では、お年寄りは天使だと言われています。
 天使が家族を見守り、幸せな毎日へ導いてくれるから、
 お年寄りを大切にしましょうと皆が思っています」
と、テレビでウズベキスタンの人たちが話していた。
俺たちの国は、どうだろうな?
8月19日、一つ歳を重ねた。天使になれるかな?


「週刊ポスト〜悪役の履歴書」第26回は8月19日に発売。
プロ野球選手から俳優になった時、台詞や芝居よりも
俳優としての心構えを親身に教えて下さった先輩がいた。
当時大スター。誰だろう?
8月19日をお楽しみに。



半田そうめんのポスター。

徳島県つるぎ町は、コロナで今年も花火大会も阿波踊りも中止になりました、
と連絡があった。
河原に寝転んで真上にあがる花火がみられるんだ。
前に行った時、内田裕也さんも観に来ていたな。
半田そうめんの美味いのを、しっかり食って、
つるぎ町の皆さんも元気な夏を、楽しんで貰いたいな。


コロナ禍で、良かったこと。料理がうまくなった。
この前は、俺流ナポリタンが完成した。
この辺の店にも負けない位うまい!ぞ。
俺流オムライスも最高だし、
店を出したら、行列が出来るかも?ははは



「通販生活」盛夏号 〜まもなく2022年8月15日〜 に俺の原稿が載っている。

こいつまだ生きてるぞと、田んぼから助け出された。
人生の振りだしは、疎開先でみた米兵のキャッチボール。

そういう見出しを付けてもらっている。
8月15日で、77回目の終戦記念日だ。

俺は6歳から9歳の時、第二次世界大戦、あの戦争を体験した。
二度と戦争に巻き込まれたくないし、子供たちや孫たちの世代、今の若い人たちを
戦争に巻き込んで欲しくない!そう思って、おりあるごとに、戦争はやっちゃいかん!
と話すようにしてきた。


7月6日、岡山の高校で、生徒諸君や先生たちの集まりで話す機会をいただいた。
昭和20年6月29日早朝、岡山市の駅前の官舎で寝ていたら、
「起きろ!後楽園の方に逃げろ!」と父親に起こされて、見たら、
家も街も敵の飛行機が落とした焼夷弾に焼かれていた。
火の海の中を、9歳の俺は母と姉に手を引かれながら、逃げていたが、
いつのまにかはぐれてしまって、田圃の溝の中で意識を失っていたのだった。

そういう話をしていたら、生徒諸君は真剣に聴いていた。
77年前の戦争の話だけれど、今は、ウクライナとロシアの戦争のことを
毎日のように聞いているから、身近な事と思ってくれたんだろうな。
「戦争は絶対にしてはいかん!」
これからも、俺は話し続ける。


「週刊ポスト〜悪役の履歴書」
東映フライヤーズ投手、背番号13番の俺は、調子良く投げていたのに、
ピッチャープレートにひびが入っていた為、突然プロ野球人生が終わってしまった。
そして、映画俳優になってしまった。
今はその新しい人生について書き始めている。


7月末、岡山駅のAEDに俺の名前をいれてもらえるようになった。
戦争中、岡山駅の助役の父は、必死で駅と貨車とお客様を守っていた。
だから、AEDが出始めた時、「親父なら、お客様や駅の職員の皆さんを守りたい!と思うだろうな」と
AEDを2台、寄贈させて貰っていたんだ。
コロナで、皆さんの命の尊さを感じるようになって、
「AED、皆さんの命をちゃんと守ってくれよ」との願いを入れさせてもらおうと考えた。
親父の代わりに、な。


7月29日(金)13時50分〜
岡山県備前市市民センターで、岡山県の教育関係の皆さんが研修会を開かれる。
そこで、俺も講演をすることになった。
「ふるさとの大切さ、家族の絆、思いやりの心」
そういう想いで、皆さんに話したいと思っています。


またコロナの感染者が増えて来た。一人一人の命を大切に、なんとか乗り越えていこう。


8月6日(土曜日)11時半頃から12時迄
岡山山陽放送ラジオ生「土曜番長〜八名信夫の井戸端会議」
局が、岡山城に近い、緑がこんもりした山の中にあるので、いつも気持ち良く喋れるんだ。



6月12日(日)TBSラジオ 23時から1時間(地域によっては22時から)、
『ラジオで語る昭和のはなし』に出演する。
ラジオは好きだし、昭和の良き時代の話もできるときいて、久しぶりにTBSへ出掛けた。

俺が行ったせいではないと思うけど、入口がものものしくて、びっくりした。
前は、入口近くにレストランがあって、コーヒー飲んだり、ランチしたり、
いろんな人が打ち合わせしてたんだけど。

でも、スタジオでは、皆さんがあたたかく迎えて下さって、楽しく話すことができた。
スポンサーの偉い方々が、俺が作った映画が見たいと言って下さって。うれしかった。
良かったら、聴いてみて下さい。


6月13日(月)週刊ポスト発売。
19回目のこの回は、是非読んでみてほしい。
20歳そこそこのプロ野球選手の俺が、考えられないような凄い大人の人たちに出会って、
いろんなことを教わった……。そんな話をしています。




最近このバッグを下げていたんだけれど、知床のことを想うと、心が痛むな。
これは、北海道の百年続いている染物屋の親父さんが贈ってくれたんだ。
漁師さんたちの為に、大漁旗や半纏を一枚一枚手で染めている。
これは、漁師さんたちが、働く時の前掛けで作ったバッグ。
「船にいっぱい魚を積んで帰って来いよ!」「天候に気をつけて、元気で戻ってくるんだぞ!」
海で働く男たちや家族の想いを染めて来た親父さんたちも、哀しんでいるだろうな。


週刊ポスト、今週号は「13番の呪い」
どんなことなのかは、読んでのお楽しみ。
次は、5月9日発売。


たまたまテレビで、サンドウィッチマン君たちの「病院ラジオ」を放送していた。
産婦人科病院で、妊娠や出産について、色々な人の話を聞いていた。
あったかい番組だなあ。
それでつい引き込まれて観ていたら、なんか見おぼえがある病院なんだ。
5年前に、俺が映画「駄菓子屋小春」を制作した時、お世話になった、
熊本の産婦人科病院だ。懐かしかった。

ちょうど今頃の季節に撮影をしていた。
俺が何度か体調を崩したことがあって、
そういう時、「八名さん、ちょっと休んでいきなさい」と先生が言って下さって、お世話になった。
診察券も作って下さって、
「八名さん、産婦人科に診察券があるんですか?」と熊本の仲間たちが大笑いしてな。
でも、点滴が上手で、痛くないんだ。ありがたかったなあ。そんなことを思い出したよ。


5月7日(土)山陽放送ラジオ「八名信夫の井戸端会議」生放送。
山陽放送は岡山城の近くで、緑や花が綺麗で、スタジオで喋っていても、気分が良い。
それに、最近後楽園の池に、どじょうが混じっていて、人気があるんだってな。




伊豆高原駅の大寒桜。
坂道を登ると、桜並木。
桜のトンネルが続いていて、息をのむ美しさだ。
「今年こそ、お客さんが戻ってくれたら」とタクシーの運転手さんが話していた。
本物の春、よ来い!だな。


「週刊ポスト〜悪役の履歴書」今週は、俺も春の話(?)
明治大学時代の写真付き。憧れの明治大学野球部に入って、有頂天だった。
入学する前に全国から入部希望者が集められて、千葉でテストをさせられた。
監督やコーチの前で。まず、第四合宿所に入れる者を選ぶ。
俺ともう一人が選ばれた。他は下宿を探して、そこから通うんだ。その頃の写真かな?
その先にとんでもない地獄が待っているとは、夢にも思っていない。
今発売中の『週刊ポスト』を見て下さい。ハハハ



3月12日、秋田市で講演会。
久しぶりの講演会。コロナ対策もしっかりしながら、沢山の皆さんが来て下さった。
「申し込みが多かったので、抽選にしたんです」と係の方がおっしゃっていた。
皆さんの笑顔と真剣な表情に、俺も励まされた。
講演が終わっても、全員が並んでサイン、写真と、声をかけて下さった。
やっぱり講演はいいなあ。秋田の皆さんはあったかい。


3月18日は、岡山市の高校で、短い講演をした。
コロナだけでなく、戦争、そして東北に又起こった地震。
「どんな時でも、思いやりの心をもって、前に向かって歩み続けて欲しい」
そんなことを話した。先生も生徒諸君も真剣に耳を傾けてくれた。


次の『週刊ポスト』は3月28日発売。

4月2日(土)午前11時40分からは
山陽放送ラジオ『土曜番長〜八名信夫の井戸端会議』生放送(岡山)。




近所の散歩道に桜が咲いていた。
「俺は桜が嫌いだ。遠山の金さんに捕まってばかりだったからナ」
と、いつも話していたけれど。
色々厳しいことが続くと、
太陽に向かって咲いている桜から
優しい気持ちが伝わって来るような気がするなあ。


『週刊ポスト〜悪役の履歴書』 今週は、高校時代の話。
野球部に恐ろしい先輩がいて、厳しく指導された。
「八名、お前が悪役俳優になれたのは、俺のおかげだぞ」
と、この前会ったら、そんなことを言っていた。
今91歳。でも、やっぱり恐い先輩だ。



戦争が始まってしまった。
「第三次世界大戦になるおそれが」という言葉さえ聞こえて来る。
「お父さんは、国に残ってウクライナの為に戦うんだよ。皆助けて」
と、必死に訴えている少年をテレビで観た。
丁度俺が、第二次世界大戦で、空襲に遭って、家を焼かれ、次々と
焼夷弾が投下されている中を、必死に逃げていた、あの時と同じ年頃かな。


撮影 藤岡雅樹(小学館)

「週刊ポスト〜悪役の履歴書」
第5回で空襲の時のことを話している。
家を焼かれて、馬小屋の上で暮らして、食べるものもなかった終戦後に出会った
“野球”
今週号はパンを一個くれると先生が言ったので始めた野球の話。
この野球が、色々なことを教えてくれるんだ。
高校野球やプロ野球が当たり前の皆さんには、びっくりするような話ばかりだろうな。


3月5日(土)11:40〜 山陽放送ラジオ《八名信夫の井戸端会議》
「岡山も感染者が多くて、3回目のワクチンを打っても、
家にじっとしているから、却って体調が悪くなる」と言ってる人も多いが、
俺のラジオで元気になって貰おう!!


3月12日 秋田市で講演
「感染予防をしっかりして、待ってますよ」と、秋田の皆さんが言ってる。
秋田は悪役商会の舞台やショーで、何度も通っていた所。
食べる物は美味しいし、皆さん親切だし、当時出たばかりの
パジェロという車を買って、秋田から運んで来てしまった。23年前のこと。ハハハ。


南相馬市社会福祉協議会の皆さんから
「11年目になりました。いつも応援ありがとう」というメッセージが届いた。
「八名さんと悪役商会の俳優さんたちが、いつも元気を届けてくれた」と
記念の小冊子に写真入りでのせて。
南相馬も気仙沼も、あの大変な時に訪ねて行ったから、いつも気になっている。


今、岡山で子供たちを支援する《キワニスクラブ》という活動の手伝いを始めた。
18日には女子高校へ行くそうだ。
少しでも役にたてたらと思ってナ。



『週刊ポスト 〜悪役の履歴書』

この前、由布院の人気の旅館の番頭さんから電話があった。
20年ぶり位かな?

「八名さん、『週刊ポスト』って、男性週刊誌なんですね。
私も81のおばあちゃんになったけれど、駅前の本屋さんで買って、
毎週楽しみに読んでますよ。
私はどっちかというと、鶴田浩二さんが好きだったんです。
でも、今は、八名信夫ファンですよ」
と、電話口でも相変わらず元気だった。

かすりの作務衣を着て、いつ行っても「お帰りなさーい」と
元気に迎えて下さるお母さん。
ロビーの大きな窓から由布岳がきれいに見えて、
そこのプリンが最高に美味いんだ。
「私もそろそろ宿の仕事をやめるので、コロナが治まったら
又遊びに来て下さいね」
81歳まで現役。俺も元気を貰った。

『週刊ポスト』のおかげで、全国の色んな人に出会えてありがたいな。
今週は終戦直後、劇場をつくった親父の話。
親父は、小学生にディズニー映画を無料で観せていた。
空襲で焼け野原になった日本で、ディズニー映画は夢のような世界だった。



『週刊ポスト 〜悪役の履歴書』
5話目の今回は、俺の幼い頃の、戦争の話をしている。


家の近くの梅の樹に、可愛らしい花が開き始めた。
オミクロン株の蔓延防止で、公園や街角に
小さい子供たちやお年寄りの姿が少なくなったけれど、
みんなが春を楽しめる日が一日も早く来て欲しい、と思う。
ありきたりかも知れないが。

2月初めはいつも、岡山の神社に参拝に行っているが、
みんなの健康と無事、そして医療や色々な面で俺たちを支えてくれている人たちに
感謝の気持ちを伝えてこようと思っている。


2月5日(土)11時35分頃〜(岡山・山陽放送)
『土曜番長〜八名信夫の井戸端会議』生放送



『週刊ポスト〜悪役の履歴書』
4話目の今回は、高倉健さんについて話している。

たまたま正月に映画【昭和残侠伝】を観ていたけれど、
任侠映画の健さんは格好良いよなあ。
鶴田浩二さんは、又粋で男らしくて、ほれぼれする。
このシリーズで、俺は健さんとも鶴田さんとも対立する役をやっていた。
鶴田さんをリンチするシーンもあって、
若造なのによくあんな芝居をさせて貰えたなあ、と感激する。
そんなことも思いながら、『週刊ポスト〜悪役の履歴書』を読んで下さい。


2月5日(土)11時35分頃〜(岡山・山陽放送)
『土曜番長〜八名信夫の井戸端会議』生放送

最近タクシーの運転手さんに
「八名さん、楽しみに聴いてますよ」と声をかけられるようになった。
ありがたい。




これは、長野県湯田中温泉のリョウちゃんが作ってくれた俺。
湯田中《一茶のこみち美湯の宿》のフロントにいる。


1月1日(土)午前11時35分過ぎから、
生放送で、皆さんに新年の挨拶をすることになった。(岡山山陽放送ラジオ)

みんな、前に向かって歩いて行こう! その一歩は、小さくても良いんだ。

年上の俺としては、何か元気になる話をしようかなと思っている。


郵便ポストの前で、6歳位の男の子が、
「☆☆君に、ちゃんと届けよ!」と、何回も大きな声で話し掛けていた。
「☆☆君に、ちゃんと届けよ!」
自分で書いた年賀状。
☆☆君も、きっと喜ぶよ。なあ?



新年元旦号から始まった俺のページ。
『週刊ポスト』111ページ。

「何か、皆さんが元気に、笑顔になれるような話が出来たらな」と
担当の皆さんと話しながら、毎週1ページずつ、始めていきます。

「八名さん、あのあと、鶴田浩二さんが登場するんですよね」
もう50年以上も応援してくれている人が、早速電話をくれた。
「東映映画が好きで、ずっと観ているうちに、脇の悪役の八名さんのことが気になって、
たまたま撮影所見学に行ったら、八名さんがいて。
ただの若造に親切に答えて下さって。嬉しかったですよ」
俺の作品は、全部観ていて、仕事で学校の生徒たちに俺のことを話してくれて。
この【悪役の履歴書】のことも喜んでくれたんだ。

毎週、毎週、良かったら楽しみに『週刊ポスト』を開いて見て下さい。



11月3日。
南相馬市から感謝状を頂きました。

のべ4年余、一緒にボランティアに通った、
柴崎蛾王、西中節也、速水竜樹と。
(亡くなった千本松喜兵衛も行っていた)

「東日本大震災から十年、街も仕事も、人々も皆前に向かって歩いています。
これも、長い間、全国の沢山の皆さんの応援、支えがあったからです。
本当なら、元気で明るい笑顔の市民の皆さんと一緒に、
ボランティアに来て下さった方々と再会をと願っていたのですが、
コロナ感染のことを考えて、郵送させて頂きます。
コロナが終息したら、是非皆さんと再びお目にかかれるよう楽しみにしております」
と、市長さんからの手紙も入っていた。

街が全部流されていて、原発事故もあって、沢山の人たちが遠くの仮設住宅で暮らしていた。
デイケアの場所や、仮設商店街、手作り放送局にも行って、皆さんと話してきた。
手作りのショーもやったな。
ボランティアのお坊さんや、台湾の人たちも来て、仮設の人たちを車で運んでくれた。
俺たちも、車椅子の人たちを押してショーの会場に案内した。
マイクも音楽も出ないような場所で、一生懸命歌ったり話したり。
みんなゲラゲラ笑って! 良い笑顔を見せて下さった。

それから「八名さんたちは、楽しいから、沢山の人が集まるんです。
仮設の人たちが引きこもりになっているので、会いに来て下さい」
って、声をかけられて、出掛けた。
「なんとか役に立ちたい!」と、俺たちも一生懸命だった。

感謝状は、嬉しい。そして、皆さんが前に向かって歩いているのは、嬉しい。


可愛いお客。

うぐいす色の羽に、黒い頭。
たぶん、シジュウカラ?
稽古場にひょこっと飛んできて、俺の手に乗って、部屋で遊んで行った。
野生の鳥なのに。可愛いもんだ。

稽古場。
ここで最高37名が集まって、舞台の稽古をしたもんだ。
俺はもっぱら食事係。うちの連中は、よく食うんだ。
忙しかったけど、にぎやかで、楽しかったな。


来年1月1日に、ラジオの生放送に出演することになった。
岡山・山陽放送ラジオ『土曜番長〜八名信夫の井戸端会議』
前に向かえる、良い話をしたいけど、なあ。

そして、来年1月から、ある所で新しい企画が始まる。
“毎週毎週、1年間続けましょう!”って、言われてる。
どんなことが始まるか? 俺も楽しみだ。



小学校4年生。
岡山市出石小学校校庭で。

真ん中にいらっしゃるのが、野球というものを教えて下さった
小田仔賢先生だ。
今回、小田先生に会いに行って来た。
先生は、岡山市の出石小学校を校長まで勤めあげて、
そのあと、倉敷の利生院の住職をされていた。
利生院の急な階段も懐かしかった。

空襲に遭って、ガレキになった小学校の校庭で、
復員されて来た先生に野球を教わらなかったら、
今の自分がなかったと思うと、
言いつくせないものがこみあげて来た。

(この様子は10月10日、玉島テレビで放送される。
その後、各ケーブルテレビ、またYouTubeでも見られる)


久しぶりに、外で、アイスコーヒーを1杯。
ケーキがうまいと人気の店で。

以前のように、みんなでワアワア喋ったり食ったり出来る日が、
いつになったら、戻るのかな?

10月2日(土)11:40〜 岡山・山陽放送ラジオ
ラジオで、コロナの心配の話をしなかった日はなかったなあ。



笠岡市(岡山)の《カブトガニ》と記念撮影。生きてるんだ。
2億年以上も昔の《生きた化石》が、この部屋で卵から育っている。
ちっちゃい赤ん坊《カブトガニ》が、一生懸命泳いでいて、可愛かった。
学芸員さんたちが守っていて下さるんだな、なあんて感激していたら、
「早くしろ!」って、こいつがハサミで刺しやがる! ははは。

8月8日 玉島テレビ『出会い ふれあい 人の味〜こんちは 八名信夫です』で放送。
その後、各地の局、YouTubeでも観て頂けます。
『玉島テレビ 八名信夫』で検索してみて下さい。

YouTubeを観た方から「コロナが収まったら、総社市のお寺に行ってみます。
あんなに素敵なお寺があるとは!」と、お手紙を頂いた。
宝福寺だな。本当に素晴らしいお寺で、ご住職も又、素晴らしい方だから、
是非、訪ねてみて下さい。じっと座っていると、心が洗われる想いがする。
俺の番組から、色々な輪が広がっていったら、それも嬉しいな。



紫陽花の絵柄の器でディナーを。

ザ・シロヤマテラス津山別邸 咲楽で。

一つ一つの料理に、器も似合っていて、
久しぶりに、美味しい料理を楽しませて頂いた。


このC11−80。
今は、津山駅(岡山県)の駅前に停まっているんだけれど、
昭和10年生まれ、俺と同じ年なんだ。85歳。
すごいなあ。堂々としている。
蒸気機関車は、やっぱり良いなあ。

一緒に行ったテレビ局の人たちは、
蒸気機関車が動いているのを観たことがないし、乗ったこともない。
一度で良いから乗ってみたい、って言うんだ。
煙をはいて、“なんだ坂こんな坂”って言いながら(言ってるように聞こえるんだ)
一生懸命汽車が走ったり、
トンネルに入る時“入るぞ!”って教えてくれるかのように「ポー!」と汽笛を鳴らす。
「窓を開けていたら、顔が真っ黒になるぞ!」と言ってるみたいでナ。
よく働いたし、子供たちの夢も沢山運んでくれた。

このC11−80は、津山線で“さよなら列車”として、走ったんだそうだ。

そんな旅の出会いを、7月11日(日)玉島テレビ
【出会い ふれあい 人の味 〜こんちは 八名信夫です】で放送します。
そのあと、YouTube《玉島テレビ 八名信夫》で、
全国、世界の皆さんにも観て貰えるので、是非観て下さい。
素敵な女性の皆さんも出演して下さっています。



6月13日(日) 映画『駄菓子屋小春』上映会が開かれる。
茅ヶ崎市小出地区コミュニティセンターで
1回目 10:30〜  2回目 13:30〜

去年『徹子の部屋』を観た小出地区コミュニティセンターの皆さんが
「上映会を開きたい!」と言って下さったんだ。
感染対策もしっかりして、皆さんで待ってて下さっていると聞いた。
予約をして下さった皆さんに会えるのを、楽しみにしている。


テレビ『出会い ふれあい 人の味〜こんちは 八名信夫です!』が、
YouTubeでも観て頂けるようになった。

俺はあまり詳しくないんだけれど、《玉島テレビ 八名信夫》で検索したら、
どこでも観ることが出来るんだってナ。
「観た、観た」って、色んな所から連絡が届いている。

コロナ禍になって、何か皆さんにほっと出来るものを伝えたいなと思って、
去年10月から、《コツコツ頑張っている人》を訪ねている。

6月13日(日)は、「日本とネパールの思いやりの架け橋」
ネパールから岡山の大学に留学、苦労しながらホテルマンになり、
故郷の小学校を建て直そうと頑張っている青年を紹介する。



 

岡山駅、新幹線の待合室で、バッタリ、自分に会ってしまった。
貼っているとは知らなかったので、びっくりした。と同時に、感激した。

「だまされちゃ、いかんぞ!
キャッシュカードを、と電話がかかってきたら、
すぐ警察に連絡しろ! 詐欺だぞ!」
ポスターの中から俺が叫んでいる。

岡山の警察署長さんや刑事さんたちと作ったポスターだ。
コロナ感染者が、俺のふるさと岡山でも爆発的に増えている。
特殊詐欺も増えているから、みんな、用心してくれよ。


すごいCMに出演した。
「八名さん、すごく辛い麺ですが、
撮影の時は、薄めて出しますから、心配しないで下さい」
「そうかそうか」と言って、いざ本番!

辛かった!
いや、辛いの何のって。薄めていなかった。

カメラが回っているから、止める訳にはいかないし。
食べた、食べた。
おかわりまで、持ってきやがった。

ンーン、何にも言えねえ。

日清爆裂辛麺


ワクチン接種の申し込み。うちのスタッフが夜中までかかって予約をしてくれた。
自分で電話をかけていたら、何日も電話にはりついて、それでも出来ないだろうな。
近所の奥さんが、「予約、まだなら、お手伝いしましょうか?」と、
ポストにメモを入れてくれていた。みんな、大変な想いをしているんだな。


15日、静岡県の大学の同窓会に講演に行くことになった。
去年の予定を一年延期して下さったんだ。
広い会場に、わずかな人数、ネットでも観られるようにして、迎えて下さるそうだ。
医療従事者の皆さんの大学だときいている。
どういう言葉で、感謝の気持ちを伝えたらいいのか?
今、いろいろ考えているところだ。


『出会い ふれあい 人の味 〜 こんちは 八名信夫です!』
玉島テレビの皆さんと制作している30分番組。
YouTubeでも、ホームページでも、全国の皆さんに観て貰えるようになった。
4月は【命ヒトコマ。恩師内田吐夢監督へ】
5月は【玉島でミュージカルを作っている、バレエの先生】
6月は【ネパールのふるさとに、小学校を届けようと頑張っているホテルマン】
こつこつ前に向かっている人を訪ねています。
チャンスがあったら、観て下さい。


映画『駄菓子屋小春』の上映会を、と去年から熱心に動いて下さっている人たちがいて、
今年は絶対に実現します!と、言って下さっている。
6月に、と計画中。
コロナがもっともっと収束してくれたら?なあ。
沢山の皆さんと笑顔で会えるんだけれど。



また、桜吹雪の季節がやって来た。
「この紋所が目に入らぬか!」
とお白洲で『遠山の金さん』によく裁かれたなあ。
だから、桜吹雪は苦手だけれど、
この桜餅は、好きだ。道明寺が良い。


4月1日、山陽新聞『悪役のわすれもの』。今回は“出会い ふれあい 人の味”。
東日本大震災で出会った人たち。熊本地震5年目への想い。
そして、新しい出会いのことを書いた。

4月3日、山陽放送ラジオ『八名信夫の井戸端会議』。
今月から第一土曜日の朝11時40分からの生放送に変更する。

4月11日、玉島テレビ『出会い ふれあい 人の味〜こんちは 八名信夫です』。
今回は内田吐夢監督に教わった大事なこと。
ホームページ等に動画もあるので、全国の皆さんに楽しんでもらえます。



八代から届いた春。
大好きな塩トマト。
うまいゾー!
今年は特に美人でうまい。


3月14日(日)、玉島テレビ『出会い ふれあい 人の味』で、
岡山のチンチン電車に乗って、京橋へ出掛けた。
ところが、京橋には、電停がなかった。
(子供の頃は、あったはずなのにナ)

調べてみたら、年に何回か開かれる朝市の日には、
枠を描いて、それが電停になるそうだ。

今回は俳優の大先輩、尾上松之助さん(目玉の松ちゃん)のことも取り上げている。
岡山出身の、無声映画の大スターだった人だ。



 

2月12日、岡山中央警察署から、感謝状を頂いた。
「特殊詐欺撲滅大使として(刑事さん達と一緒に)ポスターを創ったり、動画を創って、
犯罪防止を故郷の皆さんに呼び掛けて下さり、感謝します」と、贈呈式を開いて下さった。
そして、立派な記念品!
動画の中で、俺が署長さんになっている姿をデザインして。
皆さんのあたたかい気持ちがこもっていて、とても嬉しかった。

お返しに、総社市の《デニムマスク》をプレゼントさせて貰った。
総社市の《あゆみの会》の皆さんが、心の病を抱えながら、
一つ一つ丁寧に創っている《デニムマスク》だ。
今年1月『出会い ふれあい 人の味〜こんちは 八名信夫です』
(玉島テレビ https://www.tamashima.tv/ )で紹介した。


今、映画の先輩たちから、色々なことを学んでいる。

コロナの関係で、ふるさとに避難しているうちに、内田吐夢監督と、
目玉の松ちゃんこと尾上松之助さんが、岡山出身だと分かって、その足跡を調べている。

内田監督は、俳優としての大切な恩人だ。
俳優になって、わずか2年目の俺を真剣に、叱って、厳しく導いて下さった監督さんだ。
『飢餓海峡』と『人生劇場 飛車角と吉良常』という
監督最後の二つの映画に出して下さった。

監督は、和菓子屋に生まれて16歳で家を出たそうだ。
俺が監督に出会った時、「君は岡山じゃろう?」と、岡山弁で話し掛けて下さった。
今回、監督のお墓を探して、ようやく手を合わせることが出来た。
(玉島テレビの上記番組で、4月放送予定)

《目玉の松ちゃん》は、日本最初の映画俳優で、無声映画の大スター。
生涯1000本の映画に出演して、京都でも東京でも、松ちゃんが行くと
黒山の人だかりが出来たそうだ。 その松ちゃんは、岡山市の京橋近く、西中島で生まれて、
芝居が好きで15歳でふるさとを後にしている。
(上記番組で3月14日放送予定 ネット配信もするので全国の皆さんに観て貰えます)


「しあわせが みえてくる」

熊本市の《ヨネザワ》メガネ屋さんの補聴器のCMがまた流れています。
可愛い3人の女の子たちと、笑顔で話しているCM。
こんな小さな子の可愛い声も、補聴器をつけたらちゃんと聞こえるよ。
しあわせがみえてくる。

今、この大変な時に、小さなことでもしあわせに思えるな。
大切なメッセージを届けていて、俺も嬉しく思う。

※熊本県 山口県 宮崎県で流れている。


2月13日、突然襲った地震。
5年連続でボランティアに通った南相馬市の社会福祉協議会のHさんに
メールをしたら、「自分は大丈夫です」と言って、
市内やその他避難指示解除になった地域などのお年寄りの安否確認に走り回っていた。
「道路があちこち崩れたり、家や施設なども大変なんです」と。
宮城県気仙沼市の、うちの俳優は、
「今仙台にいるんですが、仙台は大変です。気仙沼のみんなは大丈夫ですよ」
と返信してくれた。
あと少しで東日本大震災から10年、というのに。
ボランティア活動中に出会った人たち、上映会で声を掛け合った沢山の皆さん。
一人一人の顔が浮かんで、心が痛い。
なんとか、無事でいてほしい。



なかなかつらい事もあった一年だった。
けれど、少し嬉しいニュースがあるんだ。
このポスター、映画『おやじの釜めしと編みかけのセーター』と、
もう1本の映画『駄菓子屋小春』を、
正月の1月4日と5日、
岡山県倉敷市の《玉島テレビ放送》が、一挙に放送してくれることになった。
コロナ禍で上映会が幾つか中止になっていたので、
沢山の皆さんに観て頂けたら嬉しい。

(少し説明を)
東日本大震災のあと、宮城県と福島県を4年間訪ねた。
その時に出会った小学生の男の子の言葉に衝撃を受け、
「俺に出来ることはないだろうか?」と考えて、映画を創った。
それが、映画『おやじの釜めしと編みかけのセーター』だ。
2016年に完成して、全国各地の皆さんの所へ届ける旅をしている。

『駄菓子屋小春』は、2016年に起こった熊本地震で被災された人たちが、
笑顔で前に向かって歩いている姿を映画にした。
出演者も、スタッフや裏方も、みんな熊本の人たちだ。
「映画に参加しているんだ!」と、みんな、明るく一生懸命手伝ってくれた。
2018年に完成して、今も全国各地へ届けている。


これは、岡山県総社市のデニムマスク。
マスクがなかなか手に入らなくなった時、総社市の市長さんや皆さんが、
「岡山のデニムでマスクを創りました!」と発表していた。
この前、総社に行って見せて貰ったら、格好良いし、かけやすい。
何度も洗って使っているうちに、顔になじんでくるそうだ。

それから、このデニムマスクは、総社の、
心に障害を持った人たちが作って下さっているということも分かった。
その方々がクッキーやケーキ、カレー、色々な物を作って
自分の力で生活が出来るように、一生懸命支え続けている
89歳の光恵先生と会の皆さん、そして市長さんとも会って、
久しぶりに、心がほっとあたたかくなった。

この様子は1月17日、
玉島テレビ『出会いふれあい人の味〜こんちは、八名信夫です』で放送される予定。
ネット配信もされるそうだ。


他に、

『PHP 1月号』(いい言葉、いい人生)に出ている。

『山陽放送ラジオ〜八名信夫の井戸端会議』は、1月9日(土)10:40〜

『山陽新聞〜悪役のわすれもの』 1月は7日(木)掲載

1月4日・5日 玉島テレビで
映画『おやじの釜めしと編みかけのセーター』『駄菓子屋小春』
(いずれも八名信夫監督・脚本・制作)一挙上映



岡山県総社市、宝福寺の紅葉。
秋の陽ざしの中、思わず息をのむ美しさだった。
雪舟さんが涙で描いたネズミもいたよ。

今度ここに、
「出会い ふれあい 人の味 〜 こんにちは 八名信夫です」(玉島テレビ放送)
で、素敵な女性と出かけるんだ。ハハハ。


長ーいマスクをかけたサンタクロースと。
マスクじゃないか、ヒゲだナ。

千葉県の大網というところへ、講演に行った。
講演に行ったのに、みなさんが、きれいな唄で迎えて下さって、感激したよ。

町の人たちが、それぞれ活動のテーマを持っていて、
空き家の雑草刈りをしたり、家で出来る体操を教えたり、
南相馬や宮城県の被災地を訪ねたり、ケーキを焼いて仲間のところに届けたり。

「私たちは、コロナに色々なことを教わっているんです」
と、明るく話して下さった。
俺も講演に行って、元気をもらってきた。

そこで出会ったサンタクロースは、
しっかりマスクをしていたよ。(笑)



色々大変な日を送っている時に、
あたたかい、嬉しい思いやりの心を頂いた!

事務所に立派な額が届いて、開いてみたら、
「感謝状 八名信夫様」と書いてある。
「常日頃の活動に対して、善意銀行事業協力者として感謝状を贈呈します。
 第16回 つるぎ町社会福祉大会」
身に余るお気持ちを頂いて、驚くと同時に、嬉しかった。

コロナでみんな自分のことを守るのに精一杯なのに、
つるぎ町の町長さんや町の皆さんは、遠くの俺にまで想いを寄せて下さる。
ありがたいなあ。嬉しくて、又元気になった。


映画『駄菓子屋小春』を届けた中学校の生徒のみんなは
みんな、明るく礼儀正しく、
俺は、250人のみんなから、逆に元気を貰った。

「自粛自粛で、学園生活の楽しさをなかなかつくってやれずにいます。
八名さん手伝って下さい」と夏の初め頃から
校長先生に頼まれていたので、行って来た。
自分たちもそうだが、俺にも感染して欲しくないと、何ヵ月間も
みんなで体温をはかり、消毒をして、待っていてくれたそうだ。

「誰もが苦しいことがある。でも、きっとそれを乗り越えることが出来るんだよ」
と、話したら、みんな真剣に聴いてくれた。
全校生徒と、クラス毎に写真も撮ったら、みんな楽しそうで。
終わったら、全員が「ありがとうございました!」と、きちんと
頭を下げてくれた。
良い子たちに出会えて、嬉しかった。


《たまテレ》(玉島テレビ放送)の「出会い ふれあい 人の味〜こんちは、八名信夫です」
10月の放送分が、動画で観て貰えるようになりました。
《たまテレ》のサイトで、ネット配信が始まったそうだ。
出来るだけ沢山の皆さんに観て貰えたら、嬉しい。
11月は8日に放送されます。

山陽新聞の「悪役のわすれもの」 11月は4日(水)に掲載されます。




(たまテレの古田祐紀恵さんと)

10月11日から、テレビ番組が始まります。
『出会い ふれあい 人の味〜こんにちは、八名信夫です!』たまテレ(倉敷市・玉島テレビ放送)
ゆっくり街を歩いて、素敵な女性に出会う旅。

1回目は、歴史ある宿の女将さんと若女将さん。




岡山中央警察署に、俺の顔が!
うんと目立って詐欺を防ぐ。


署長さんや刑事さんたちと一緒に創ったポスター。
人気があって、数が足りなくなったって、刑事さんが言っていた。


これは、交通安全のポスター。
岡山は交通安全の為に色々なことを実行しているけれど、それでも、
もっと安心安全な街にしよう!と皆さんに伝えている。


【悪役のわすれもの】(山陽新聞)次回は10月1日です。
9月のに、サングラスに着物、親分役の時の写真を載せたら、
「八名さんが書いてるんだ!とすぐ分かった」と皆さんに言われた。
今度はどんな写真か?また、楽しみにして下さい。


【土曜番長〜八名信夫の井戸端会議】
山陽放送ラジオ、国司さんの番組には、10月10日(土)10時半すぎから出演します。

この前、放送が終わってすぐ乗ったタクシーの運転手さんが、
「たった今、ラジオを聴いていたんですよ」と喜んで下さった。
「八名さんが《西部警察》などのテレビに出ていたのを、
おばあちゃんと一緒に観てました。5つか6つくらいでした。
あの時テレビで観ていた八名さんに、乗って貰えたなんて!今日は最高に幸せです」と。
震災で大切な人を亡くして、岡山へ移って来たと話してくれた。
「ラジオは良いですねえ。これからもずっと聴いていますよ」
と、丁寧に車を降りて送ってくれた。



この夏、また忘れることの出来ない哀しい別れが起こった。

コロナに怯えているうちに、又、お世話になった人に
ありがとうを伝えることが許されなかった。
渡哲也さんが亡くなった。
長い間病気と闘いながらも、男っぽく芸能界を生きてきた方だ。

石原裕次郎さんと渡哲也さんには、『太陽にほえろ』『西部警察』と
何度も共演させて頂いた。

あれは確か、ちょっと寒い日、スタジオの隅で出番を待っていたら、
「八名さん、ここは居心地が悪いでしょ。良かったら僕の車で休みませんか?」
とわざわざ立ち止まって、声をかけて下さったことがあった。
渡さんは病気なので、皆に気を遣わせてはいけないと、撮影の合間は、
スタジオの近くに特別に造ったバスをおいて、そこで休んでいらしたんだ。
その大事な車、大事な時間を、俺に「どうぞ」と気遣って下さる!
「ありがとうございます。もうすぐ出番ですから。大丈夫です」と、頭を下げた。
裕次郎さんと渡さんは、いつも俺たちゲストの悪役にも、気を配って下さる
素晴らしい方々だった。

『西部警察』の悪役ゲストとしては、俺が一番多く出演していた、と
いつか雑誌が書いていたが、
その中でも、忘れられない作品があった。
俺が犯人として捕まって、渡刑事に声をかけられるシーンで。
「お前、息子に会いたくないか?」と、言われて、
「いえ、ムショを出たり入ったりの俺です。息子なんていません。
 会いたいなんて思いませんよ」と犯人が言い返す。
取調室でなくて、便所か廊下か、二人で立って話していた。
渡さんとのやりとりが、犯人も刑事も人の子。親であり子供でもある。
そういう気持ちが、ふっとあらわせた、良いシーンで、
渡さんだから、俺も自然に出来た。

渡さんが、だいぶ前から体調を崩していると知っていたが、
きっとまた元気に戻って来て下さる。そして、これが映画だ!これが男の生き方だ、
という姿を見せて下さる!と信じて待っていた。が。
渡さんらしく「お見送りは結構ですよ」という言葉を遺して旅立って逝かれたそうだ。

渡さん、ありがとうございました。
石原裕次郎さんに会ったら、よろしく伝えて下さい。
と、せめてここで、お礼を言わせてもらうことにする。




8月。
子供の頃、住んでいた家の跡を訪ねた。
昭和20年6月、空襲で全焼した。

終戦から、今年で75年。
戦争を二度と起こしてはならない。
戦争の恐ろしさを話せる人が少なくなっている。

12日18時過ぎから、岡山・山陽放送『イブニングニュース』で
私の『空襲・戦争』について放送される予定です。

9歳の時に疎開していた平島小学校を訪ねたら、
子供たちが帰るところだった。
「先生、さようなら」「こんにちは」
「これ、テレビ?いつ出るの?」
みんな、明るく元気、笑顔がいっぱいだった。
俺はあの子たちのような9歳の時、戦争で家を焼かれ、
着の身着のままで逃げたんだなあと思ったら、
この子たちには、絶対に戦争を体験させたくない!と強く思った。


戦争といえば、今毎日NHKで再放送されている『純情きらり』
あれも、そろそろ戦争が始まってくる。
俺が演じるじいちゃんは、孫たちを守ろうと、頑張っていくんだ。
(月曜日〜土曜日16:20〜16:50放送予定)


【悪役のわすれもの】
8月6日から岡山の山陽新聞で始まったエッセイ。
次は9月3日の予定です。
何度も何度も書いて、書きなおして、
でも、それも楽しいんだ。



岡山の山陽新聞で、毎月1回、俺の文章が載ることになった。
題して「悪役のわすれもの」。

今まで歩んで来た道で、出会った人たち、教わったこと、忘れられない思い出……。

何か、ふっと元気になるような、くすっと笑えるような、
そんな「悪役のわすれもの」にしたいと思っています。

第1回は8月6日。楽しみにして下さい。


少しだけれど、各地の友達に、暑中見舞いの葉書を出した。
「大丈夫か?色々あるけど、自分の生命を、みんなの生命を守ろうナ」
と書いたら、
「あー元気なんですネ。よかった!」
と、メールや電話が届いている。

ホッとする。
気持ちがつながってるナと思えて。

この何ヶ月、
家を出るな、人と話すな、リモートなんとかで授業を受けろ、仕事をしろ、
と……人とふれあえない方向になっていたから。
「つながっている」のは、やっぱりいいナ。
ほっとする。



「特殊詐欺に気をつけろ」という動画ができました。
岡山県警のホームページで流れるそうです。
刑事さんと一緒に作ったので、是非観て下さい。

岡山県警察

「八名信夫一日岡山中央警察署長」による特殊詐欺被害防止動画完成!(岡山中央警察署)

八名信夫一日岡山中央警察署長からのメッセージ

「キャッシュカードは絶対渡しちゃおえんぞ!!」

「電話の相手を信用しちゃおえんよ!!」

「おまえ、詐欺犯人じゃのお!!」


岡山の人たちが、「八名さん、熊本の皆さんは、大丈夫?」と心配して、
ラジオや会合で、熊本を応援する協力をして下さることになりました。

「コロナのこともあって、今は県外の人の力をお願い出来ないので、
私たちで出来ることをやって頑張ってます」
と、映画を一緒につくった人たちから、連絡も入っている。
俺も、少しでも役に立ちたいと、色々考えて動いています。



野球が始まった。
ルーキーも、ベテランも、野球が出来ることに感謝して、
必死に頑張っている姿は、観ていて楽しいよ。



コロナで家にいる人を狙っているのか?
特殊詐欺が増えていて、
岡山では3億円を超す被害が出ているそうだ。
9月24日、岡山中央警察署で、
《特殊詐欺撲滅大使》に任命された。


街で皆さんに注意を促す講演をしたり、
ポスターとのぼり、動画も創った。
本当のことを知っている刑事さんたちと一緒に。

さすが刑事さん、実際の事件のことをよく知っているから、
一人一人の市民の立場で考えて下さった。
みんなで創った《ポスターとのぼり、動画》も、登場したら観て下さい。

【特殊詐欺に気をつけること】
☆詐欺は、家の固定電話にかけて来る。
 出来たら留守番電話にしておいて、知らない人の電話に出ない。
☆「キャッシュカードと暗証番号、印鑑」と言ったら、詐欺。
 すぐ電話を切る!
☆警察や銀行、デパートやスーパーは、キャッシュカードを取りに来ない。
 警察やデパートと名乗る電話はすぐ切る。
☆家族や町内会、隣近所で、いつでも連絡を取りやすいようにしておくこと。
☆最近は、スマホも狙われるそうだから、注意。

特殊詐欺で盗まれたお金は、あとから、絶対に戻らない!


今年も6月29日、岡山の空襲の日を迎えた。
朝、山陽放送ラジオで、その時のことなどを話すことが出来た。
一昨年8月15日、甲子園球場で、高校野球を応援しながら、
「高校野球100回目。この間に、戦争で試合が途切れたことがあった。
戦争で、また高校野球が出来ないということが起こらないように、
戦争は二度と起こしちゃいかん!」と、正午、黙祷のあと、新聞社の記者さんと話した。
が、今年は球児たちのもっと辛いことが起こってしまった。
全国の沢山の高校の監督や球児たちの涙を観てしまった。
でも、8月に試合が出来るようになって、本当に良かった。
俺も、甲子園を目指して、ドロドロになって練習を重ねて来たから、
みんなの気持ちが分かるんだ。




デビューしたばかりの1年目のパトカーと、俳優61年目の俺のツーショット。

コロナはどこに潜んでいるか、見えないから、手に負えないな。
でも、どんな悪にもみんなで向かっていこう!と、俺たち、決めた。

俺のふるさと岡山は、コロナウィルス感染者数を増やさないように、
緊急事態宣言が解除されても、人も店もホテルも交通機関も、
みんながそれぞれに頑張っている。
入る時に体温を計ったり、県外や海外から来たかどうかのアンケートを取るところもある。
買った衣類を機械に置くと、人の手を借りずにすぐ精算してくれる店もある。
いつもはレジが黒山の行列だった人気店が、三密を守るよう考えてくれていた。

長い間で、大変だけれど、みんなで力を合わせて、お互いのことを思いやっていったら、
コロナに怯えることも少なくなるのではないだろうか?

でも、そういうみんなが大変な中なのに、悪いことを考える奴らがいるんだそうだ。
《安心安全な街づくり》《お年寄りの交通事故》《特殊詐欺撲滅》
なんとか応援して貰えませんか?とふるさとの警察署の皆さんから連絡があった。
俺で、出来ることなら是非ボランティアで参加させて下さい!とお願いした。
どんなメッセージで、どんなポスターや動画で、皆さんに伝えていくか?
は、警察の皆さんと俺とで手作りで考えていくことになった。
街の皆さんのことも、犯罪や被害の様子も一番知っているのは、警察署の皆さんだから、
それが良い。
もうすぐ動き始めるから、期待して下さい。


八名信夫の井戸端会議

岡山の山陽放送ラジオで、コーナーを貰った。
「ふるさとに帰ったら、いつでもふらっとスタジオに遊びに来て下さいよ」
と、山陽放送さんと国司アナウンサーさんが言って下さった。
嬉しいねえ。
早速 6月29日(月)朝9時〜
   7月11日(土)11時40分〜 にふらっと出掛ける。
遊びに行くと、俺が女性アナさんばかりに話し掛ける、と国司さんが笑うんだ。
だって、スタジオも三密を守って、前に向かって喋らないように離れて座るし、
あのヒラヒラしたのが前にあるから、どっちを向いて話していいか分からないんだ(笑)
良かったら、聴いて下さい。




『駄菓子屋小春』上映会(2019)

また、皆さんと笑顔で会える日が、
一日も早く来ますように。


5月9日(土)11:40〜12:30
岡山の山陽放送ラジオに出演することになった。
(『国司と武田の土曜番長』)

コロナウィルスの拡大防止の為の緊急事態宣言が、更に延長になった。
自分の生命、家族や仲間の生命を守る為に頑張っている皆さん、
俺たちの生命や暮らしを守る為に、必死に働いて下さっている皆さんは
これから先、もっと大変な毎日になる。

だから、
皆さんに「ありがとう」「思いやりの心で、支えあおう」と、
ちょっとでも話せたらありがたいなあ、と考えて、
昔からの友達の国司さんの番組に出演させて貰うことにした。

ラジオは、家で三密を守っている人、車や店、施設、病院で働いている人も
聴いているかも知れないからな。




夕日が、真っ赤に、大きく沈んでいく。
世界中の人たちが、嬉しかったり、哀しかったり、つらかったり…
色々な想いで、眺めているんだろうなあ。


5月16日の浜松市の講演と、
6月21日の茅ヶ崎市での《上映会》が、1年延期になった。

「関係者で、何度も話し合って。
でも、八名さんと会って、話をしたいから、1年延期しても良いですか?」
と、丁寧な連絡を頂いた。
その先に約束している仕事も、どうなるか分からない。
でも、
世界中の皆さんがなんとかしよう!と頑張っているんだ。
まず、自分の為、家族や友達、仲間や世界の人たちの為に、
自分で出来ることを、ひとつひとつ、守っていこう。
そして、また、皆さんと笑顔で元気に、会える日を楽しみに、
前に向かって、力を合わせて、いこう!そう考えている。


「八名さんは、大丈夫ですか?」と、色々な人が心配してくれている。
八代からは、デッカいデコポンが!
青森の建築屋の若い社長さんからは、マスクが届いた。
「手に入らないってきいたから」と。
会社の若い衆の為に買っておいた物なんだろう。
有り難くて、宝物だ。
思いやりの心が、胸にしみる。


また、ひとり、大切な人が亡くなった。3月27日。
60年以上も、ずっと面倒をみてくれていた、《ゲンちゃん》。
銀座のママだ。
野球時代も、俳優になってからも、舞台をやった時も、
ずっと応援してくれていたのに、
最後に、会えなかった。「ありがとう」と言えなかった。
ずっと行方不明で、どうしたんだろう?と心配していたんだ。

「ネ、私、夜の薬、飲んだかしらね?」
と、よく電話がかかって来るようになって、
「俺も忘れることがあるよ。テーブルの上にないかい?」
そう言って、何回も二人で笑って。
しっかり者の《ゲンちゃん》もトシをとって来たな、と思っていた。

1本目の映画の撮影で、富山や、つるぎ町に行ってるうちに、
《ゲンちゃん》と連絡がとれなくなってしまった。5年前。
大事な人、お世話になった人に、「ありがとう」と言えなかったのが寂しい。

でも、一緒に遊んだチャコちゃん(酒評論家の佐々木久子さん)や、
ゲンちゃんの店のご主人の中村勘三郎さん(先々代)や、
フライヤーズの稲垣正夫君、西園寺昭夫君たちと、
向こうでうまい酒でも飲んでいるかも知れないな。
ゲンちゃん得意の糠漬けでも食べて。ハハハ。



30日朝。昨日の大雪にも負けずに、桜色の花々がバス停に。

志村けんさんが逝ってしまった。テレビに出て来る写真が、どれもちょっと哀しそうにみえる。
悪役商会のことを忘れずに、柴崎蛾王を可愛がって下さった。
そのうちに、お礼を言いに会いに行こう、と思っていたのに、
とうとうありがとうと伝えられなかったな。
空港でも、新幹線でも、俺を見かけると、直立不動であいさつをして下さる人だった。
テレビが高齢って言ってるけど、俺より14歳も若いのに。
悔しいなあ。
ありがとう。


桜が咲き始めた。

沢山の旅立ちがあり、いくつもの別れもある。


13日になくなった《スーパービュー踊り子号》
これは、1月。
若い子や年配の人たちが、ホームや車内を駆け回って写真を撮っているから、
俺も真似して撮ってみた。(笑)
新宿駅9時25分発の《スーパービュー踊り子号》。
悪役商会の稽古場が伊豆にあったので、この電車で何年も通った。
樹を伐って、雑草を刈って。
芝居の稽古に、37人もの劇団員が合宿、雑魚寝もした。
映画も撮った。
沢山の人たちの思い出を乗せて、走ってくれていたんだな。

伊豆は、もうすぐ桜並木が満開になる。


5月9日(土)17時半〜 千葉県大網白里市の
『第125回 ねっと99夢フォーラム』で講演することになった。
映画『駄菓子屋小春』と、“被災地の皆さんに笑顔と元気を!”と活動をしている俺を
応援しよう、と言って下さっている。

於 大里綜合管理(株)1階
講演のあと、サイン・写真、そのあとお茶を飲みながらゆっくり話し合える
会合もあるそうだ。
皆さんが元気で、集まることが出来たら良いなと考えている。


5月16日(土)は浜松市の大学同窓会で講演。


熊本の皆さんが、「監督に会いたい会」を開きたいと計画をしている、と聞いた。嬉しい。
地震から4年。まだまだ仮設住宅に住んでいる方々も沢山いらっしゃる。
今回のコロナのことで、色々苦労をしている人達の話も伝わって来ている。
みんなで、会ったら、また元気が出る!きっと。




この枯草が、あとひと月もしないうちに、
綺麗な桜草になるとは、なあ。
(バス停横)


野村元監督は、自分を月見草だと語っていたが。
まっすぐで、立派な方だったな。
同じ昭和10年生まれ。
野球関係の席で、野村監督と長嶋監督の間に座ったことがあったが、
ハハハ、面白かった。
野球界の俺は、花の咲かないうちに飛び出した雑草だったのに、
今の球団や選手の皆さんが「先輩!」と言ってくれると、やっぱり嬉しいよ。
もうすぐ、野球が始まる。オリンピックの野球もあるし、楽しみだな。


『徹子の部屋』(1月28日放送 2月8日BS朝日で再放送)のおかげで、
高校時代の友人や、歌舞伎俳優の澤村藤十郎さんから、「会いたい」という連絡を貰った。
藤十郎さんは、『紅孔雀』というテレビ映画で兄弟役を一緒にやった、大事な人なんだ。
俺が27〜8歳で彼が高校生くらい。歌舞伎の御曹司。俺は雑草。
でも、仲が良くて、悪いことばっかりして楽しんでいた。
その後、藤十郎さんは女形に。日本一美しい女形だと、龍角散のCMにも出て、
NHKのテレビの司会もして、すごい人気者になった。
彼は「歌舞伎をもっと地方の皆さんにも楽しんで頂きたい」と、
街の皆さんと何度も何度も話し合って、あの《こんぴら歌舞伎》をつくりあげた。
そのあと《屋島歌舞伎》も実現しようと、頑張った。
その途中で、倒れてしまって。
義弟の故中村勘三郎さんが一緒に動いて、成功させて下さったらしいんだけれど。
俺に会ったら、喜んで下さって。俺も嬉しかった。

『徹子の部屋』の、黒柳さんやスタッフの皆さんのおかげと、感謝している。
全国の皆さんからも、沢山連絡を頂いて、
俺の映画、被災地の皆さんへの応援の輪が広がって!!
皆さん、本当にありがとうございます。
6月21日には茅ヶ崎市小出コミュニティセンターで上映会を開いて頂くことになった。
近くの方々は是非、会いに来て下さい。




うちの俳優たちと初詣。
1時間近く、みんなで並んだ。

それにしても、俺たち、目立つな。ははは。
今年も【悪役商会】を宜しくお願いします。


仕事初めは、文化放送、ラジオの生放送。(1月6日『大竹まこと ゴールデンラジオ』)
大竹まことさんと倉田真由美さんが、聞き上手で!
嬉しかった。
『おやじの釜めしと編みかけのセーター』と『駄菓子屋小春』の映画を
何故自主制作したか?
そして、全国各地の皆さんに、俺が直接届けて、無料で観て頂いているという
話をしている時に二人の表情を見たら、俺も胸がいっぱいになってしまって、ナ。

お二人と、スタッフの皆さん、そして、番組を聴いてくださっていた皆さんと出会えて!
今年は、良い年になれるかな?


1月13日はふるさと岡山、山陽放送で朝のラジオで、生放送。
以前の俺なら、ねぼけているような早い時間。
でも、もう10年以上もつきあいのある国司さんの番組だから
気持ちよく話せた。
20分の予定が、色々なコーナーを飛ばして、喋らせて下さった。

帰りに、近くに廣榮堂の店が出来たと聞いていたので、
ぜんざいを食べた。岡山の有名な和菓子屋さんだから、
あんこも、焼いた餅も、最高にうまかった!



俺の寒中見舞い。


1月25日は、栃木県那須塩原市で社会福祉大会の講演会。
於 那須塩原市三島ホール 15時〜16時20分


1月28日は、寒中見舞いにも書いたけれど、
『徹子の部屋』。黒柳徹子さんと久しぶりに会えることになった。
この番組は、いつも、俺にとって大事なことが起こる時に、声をかけて貰っている。
実は今回もひどく哀しいことがあって、岡山の後楽園でぼんやりしていた時に、
「出ませんか?」と連絡があったんだ。
『徹子の部屋』の皆さんって、不思議な力をもっているのかも知れないな、
って感激した。番組の中で、この話はしないと思うが…


2月3日、西新井大師で《豆まき》をする。
去年も女優さんや横綱や、色々な人たちと一緒に《豆まき》をした。
俺はもとプロ野球のピッチャーだから、遠いところのお客さんにも届けよう、
と思って思いっきり投げるけど、なかなかうまくいかないもんだよ。
でも、お客さんはみんな笑顔で!俺まで嬉しくなるから、今から楽しみだ。




令和元年の終わりが近付いて、今一番心配しているのが、この笑顔の人たちだ。

千葉県市原市の青年会議所と、そのOBの皆さん。

5月27日、「21年前、八名さんから色々教えて貰った。
そのお返しをしたかったんです!」と、
映画の上映会を開いて、その夜には、皆で、何度も「乾杯!」をした。
その人たちが、台風で大きな被害を受けたんだ。

どうしてるかな?
前に向かって、進んでいるかな?

来年も、映画『おやじの釜めしと編みかけのセーター』と『駄菓子屋小春』を持って、
市原市や熊本や、全国の被災地の皆さんを応援していこうと、決心しています。


今年最後に、最高の映画に出会えた。
『アイリッシュマン』

アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ。
すごい俳優だなあ。
年をとればとるほど、すごみと人間の悲哀さがにじみ出て、
目が離せなかった。
映画が始まった途端、画面の色、カメラの動き、照明、流れる音楽…
「ああ、来て良かった」と思った。
俳優も、監督、スタッフ、末端の人たちまでが「最高の映画に!」と
プロの仕事をしているように思えて、感激した。

俺は、吉祥寺の小さな映画館の一番前の席で観たけれど、
ネット配信とかで、世界中のどこでも観られる映画なんだそうだ。
『アイリッシュマン』
1950年から1970年代のアメリカを描いているが、
その頃、俺は深作欣二監督の映画『仁義なき戦い』で、
やくざの鉄砲玉や、血気盛んな殺し屋をやっていた。


今年、何故か、日野日出志さんに出会った。

12月2日【日野日出志 全仕事】(玄光社)という本が出た。
そこに、日野さんと俺の対談が載っている。
悪役俳優60年の俺と、ホラー漫画家の日野さんとが、どうして出会ったのか?
本当に不思議だよなあ。
この本には、日野さんのファンが沢山!漫画界や色々な世界の
そうそうたる皆さんが、メッセージを寄せている。

「スターや恵まれた人たちではなく、弱い人たち、虐げられている人たちに想いを…」
とおっしゃっている日野さん。俺もそういうところから、出会ったのかなあ?


悪役商会の山本昌平君が亡くなった。

病気で少し前から仕事も休んでいたそうだが。


昭和58年、悪役商会を創った時に、声をかけた仲間だ。
いつもギラギラした個性を持っていて、
女性にはモテタな。
「俺は、崖っぷちで落ちそうになっても、彼女は守る」とか、あの顔で、
取材に来た女性に話すんだから。
若い女性記者さんは、うっとり。ハハハ。

むこうに行っても、きっと女性にモテテルよ。
『週刊新潮』さんが、追悼の記事を書いて下さるときいて、嬉しかった。



うちの近所でも、夜になると、虫たちが一生懸命合唱をしている。
木々や草花が、自然が残っているのは、ありがたいなあ。



友達が、立派な竹を送ってくれた。
「八名さん、竹踏みしなよ。うちの近所の竹だから、効くよ」って、な。

立派な竹だ。
節もきれいに落として送ってくれた。
毎日200回、竹踏み中。
脚の調子も、良くなりそうな気がする。


嬉しいニュース。
映画『駄菓子屋小春』に出演した《中山あやか》ちゃんが、
『ニコプチ』の表紙になってます!と、
事務所の社長さんが知らせて下さった。(10月号)
小学生の女の子たちにすごい人気の雑誌とか。

「8000人のオーディションの中、頑張ったんです。
 引っ込み思案の子で、心配していたのですが、映画に出演してから、変わったんです。
 ありがとうございます」と、言われた。

俺も、映画で59人の熊本の子供たちに会った時、
可愛い子、才能のある子もいたんだけれど、
中山あやかちゃんは、なんか不思議なものを持っていて。一番大きな役に抜擢した。
撮影の時は、12歳なのに、しっかりしていて、
誰よりも礼儀正しく、挨拶をきちんとする子で、
選んで良かったな、と想って俺も気に入っていた。

でも、すごいな、こんな小さな子も夢に向かって歩いているんだ。
熊本のみんなも、きっと喜んでいる!
映画が、また、みんなに元気を届けてくれた。良かった。


10月19日 14時から、福島県会津若松市【稽古堂】で
映画『駄菓子屋小春』の上映会が開かれます。
もちろん、俺も行きます。良かったら、皆さんでいらして下さい。
そろそろ紅葉も始まる頃かな?

10月30日 13時半から、東京都町田市民文化祭(町田市民ホール)で、
映画の好きな皆さんが中心になって、上映会を開いて下さる。
手作りの上映会で、うちの若い俳優も連れて行こうと思っている。


10月10日から、岡山市の天満屋で、NHKハート展が開かれることになった!
もともとのスケジュールに入っていなかったんだけど、
NHKの皆さん、岡山県、天満屋さんが、応援して下さったんダナ。

18歳のほたるちゃんの詩に、俺が写真をつけた。
あったかい詩なので、ふるさと岡山の後楽園がいいナと思って、そこを借りて撮影。
同級生2人にモデルになってもらって撮った。
「楽しいナ楽しいナ」と言いながら。

岡山県、また近くの皆さん、よかったら、天満屋へ行ってみて下さい。



9月8日(日)東京新橋に、岡山県総社市のおいしいパンが並ぶ。

俺は、パンが好きだし、総社のみんなにも会いたいから、
行ってみようかと思っている。

11時〜16時「とっとり・おかやま新橋館」(JR新橋駅徒歩1分)

去年夏の災害から1年余。
総社は、片岡市長さんを筆頭に、市民全員で
「みなさん、ありがとう。桃も米も、頑張ってますよ」
「街は、こんなに復興していますよ」と、
手作りの新聞を全国に届けたり、おいしい桃が届いたり、
折ある毎に「前に向かって」発信している。
本当に気持ち良い。

9月8日、是非、総社のパンに会いに、八名信夫にも会いに来て下さい。



 

今年は猛暑の毎日だったけれど、大丈夫か?
ちゃんと作って、しっかり食べて。
この俺流オムライス、うまいゾ。



台風に、豪雨。
九州、四国〜全国各地で被害が。
ニュースを観る度に、心が痛む。



徳島県つるぎ町も、この前、豪雨に襲われた。
映画の撮影や上映会でお世話になった皆さんから、
「避難した」「道路に岩が落ちた」と聞くと、
いてもたってもいられなくなった。

でも、さすが、つるぎ町。
日頃から、町役場や町内会、みんなが
「何かあったら、力を合わせて、助け合おう」
と考えて、行動しているから、しっかり乗り越えている。

「八名さん、何にも心配ありませんよ」と、逆に励まされた。
「夏バテには、半田そうめん!もう1パイ!だな」




ラジオは、やっぱり、楽しいなあ。
小山薫堂さんに、熊本の話、映画「駄菓子屋小春」の話を、やっとできたよ。
小山さんは、聴き上手なので、ついつい話し過ぎて…時間大丈夫かな?

6月30日(日)15時〜
TOKYO FM『SUNDAY’S POST(サンデーズポスト)』
(FM全38局で放送)





6月1日。2年ぶりのつるぎ町。
つるぎの宿、岩戸の皆さんがこんなに立派な垂れ幕を作って迎えて下さった。
明日14時から、つるぎ町就業改善センターで上映会。
皆さんに会うのが待ち遠しいなあ。
熊本の皆さんに手伝って貰ったお土産もプレゼントしようと思っている。



平成には、突然の災害で、沢山の皆さんが苦しんでこられた。
その一人一人に寄り添って、励ましてこられた
上皇陛下、上皇后陛下のお姿に、私達も
“思いやりの心の大切さ”を、あたたかく、強く感じて、
「自分に出来ることは?」と考えることが
出来てきたように思います。


4月、熊本地震から3年目を迎えて、
「復興に向かっている皆さんのことを、映画『駄菓子屋小春』で
全国の皆さんに伝え続けております」と、
蒲島知事さんに途中報告をさせて頂きました。
「熊本地震の大切な記録の一つに、この映画を入れましょう」と、
知事さんに言って頂いて!
熊本の皆さんと一緒に映画を創って、そして今、全国の皆さんが
上映会を開いて応援して下さっていることに、心から感謝したい。

本当に、ありがとうございます。これからも映画を持って、各地へうかがいます。



哀しいけれど、大切な方々が、突然逝ってしまう。

先日、平成のCM界ですごいことを決定した、会長さんが亡くなった。
俺の「まずい!もう1杯!」を使おうと決断された、
キューサイのH会長(当時は社長)


30年近く前、CMを撮影していた時、ケールの青臭い味に耐えられなくて、
「身体に良いとか、そんなCMはありきたりだよ。
まずいんだから、まずいって言ったら?」
と話したら、社長さんが近づいてきた。
「ああ、これで俺はクビだな」と思った。商品にそんなことを言ったんだから。

そうしたら、社長さんが「八名さん、それも正直で良いかもしれませんね。
でも、何とかフォローして頂けませんか?」とおっしゃった。
「じゃあ、任せて下さい」と、「まずい!」と言って、グラスを前に出して
「もう1杯!」とやったんだ。

でも普通は、会社と広告代理店の会議などで、そういうCMはボツにされるのが、常識だ。
それを、社長さんは『採用』して下さった!!

俺も怖いもの知らずだけれど、社長さんもすごい男気のある方だ。
すごかったよ。あっという間に、全国の皆さんが気に入って下さって、
俺も、どこへ行っても「青汁が歩いている!」「まずい!ってやって下さい」
と大騒ぎ、人垣ができた。

社長さんは、常にお客さんの健康、関わっている皆さんのこと、俺のことも
思いやって下さって、
一緒に美味しいイタリアンの店へ行って、ご家族と一緒に料理からデザートワインまで、
みんなで分け合って楽しんで。家族付き合いをして下さった。

この前、「どうしても会いたい」っておっしゃっていると聞いて、
訪ねて行って、10年ぶりに話をさせて頂いた。
最後まで、俺と会えて嬉しかったとおっしゃっていたと聞いて、胸がつまった。

“青汁”がまだ知られていなかった頃、社長さんと一緒に頑張って来た。






うちの近所は、いつもよりちょっと色白の桜。

心優しく、風なごやかに。
《令和》になるんだなあ。



クリントイーストウッド監督・主演の映画『運び屋』を観て来た。
どうしても、この役は自分でやりたい、と言ったという監督の気持ちが分かるな。
そして、この映画から、俺は良いメッセージも貰った。
最後の曲。
♪ 老いを招くな
♪ 老いを呼ぶな
って。
本当に、そうだナ。







よく講演で、皆さんに話しているんだけれど、
十年位前、テレビで“沖縄の大宜味村の長寿のおばあたち”に会いに行った時、
「やっぱり、この自然の中で暮らしていると、長生きしますね?」
とインタビューしたら、
「あんたね、長生きは、ただ長く生きていれば良いっていうものじゃ駄目なの。
 誰かの為に、役に立って生きる。それが長生きなのよ」
と、90歳のおばあたちに言われて。
俺は、なんてつまらない話をしたんだろう?と恥ずかしかった。

その“おばあたち”に、今、世界中の人たちが会いに来ているんだそうだ。
なんでも、“おばあたちの暮らしぶり”をみた外国の人が、
【IKIGAI〜いきがい】という本を出したんだそうだ。
それが世界中の人たちに広まって!
ニュースで見たけれど、色々な国の人たちがおばあたちを囲んで
話したり、沖縄の踊りを踊ったり。
おばあたちも、外国のお客さんが沢山来るからって、
サーターアンダギーを200ケも揚げて、ふるまって。
まあ、楽しそうにしていた。
「あんたね、誰かの為に、役に立って生きる。それが長生きなんだよ」
と、十年前におばあたちに言われたことを思い出したよ。

あの時は、俺も70歳になったばかりで、
手作りの料理をご馳走になった。
身体に良いから、と、よもぎのような草を
大皿に山ほど!食べさせられた時は、参った。
おばあたちが、
「戦争の時、アメリカ軍が海からも空からも爆撃して来て恐ろしかった。
 何日も家に隠れていた。夜になっても明かりもつけないで」
と、そんな話もしてくれた。

俺も昭和20年、9歳の時、岡山が空襲で、街が焼け野原、
沢山の人が亡くなった。
戦争は、絶対にやってはいけない。ちょっと深刻になっていたら、
「本当に、大変だったのよ。
 なにしろ、毎日毎日、部屋を真っ暗にして、閉じこもっているから
 することがなくて」
「ははは」と、皆で笑う。
「子供が、いっぱい出来ちゃってネ」
「ワハハ」と、おばあたちが大笑いして!
戦争で、一番辛い想いをして来たおばあたちだから、
俺の気持ちを察して、楽にしてくれたんだな、と思った。

世界の人たちに交じって、俺も《IKIGAI》のおばあたちに
会いに行きたくなった。



実は、映画『駄菓子屋小春』にも、そんな想いがこめられている。
上映会は、
4月13日 13時半〜 熊本県庁新館
5月19日 18時〜 熊本市川尻公会堂
 ※地震で崩れて、壊そうとされていたのを、
 歴史ある公会堂だからと、町の皆さんが守ったそうだ。
 そこで、上映会を開いて頂くのは、嬉しい。

5月27日 18時〜 千葉県市原市 市原市勤労会館youホール
6月2日 14時〜 徳島県美馬郡つるぎ町 就業改善センター
7月28日 10時〜 岡山市南区灘崎文化センター





『NHKハート展』が4月25日(木)東京からスタートする

障害のある方の詩からイメージして、色んな世界の人たちが作品を創った展覧会だ。
4月25日、東京渋谷の東急百貨店から全国各地へ、来年の3月30日まで開かれる。
俺は、ほたるちゃんの詩に、写真を贈った。
ハートをどこかに入れることが約束なので、それも色々工夫した。
ふるさとの同級生二人に手伝って貰って撮ったんだけれど、
皆さんに楽しんで頂けたら、嬉しい。

詳しいスケジュールなどは、NHKハート展のホームページにて。





いきなり団子と熊本城。

熊本に行って、何が楽しみかって、
三井ガーデンホテル熊本と空港のラウンジで出る、ほかほかの《いきなり団子》。
「うまい!」よ。

「お客さんが突然来ても、さつま芋をちょちょっと切って、あんこを入れて
薄い皮でくるんで、出来上がり!だから、いきなり来ても大丈夫、いきなり団子。
うちの婆ちゃんもよく作ってくれたもんよ」と、熊本人の自慢の味。
「本当に、うまい!」
壁の写真は、熊本城。熊本城も、前に向かって復興している。




3月24日、益城町で上映会を開いて頂いた。
撮影風景をパネルにして紹介。
皆さんが、足を止めて、見て下さっていた。

協力
東京天然色(東京中野)
益城交流情報センターの皆さん

益城町は、一番被害が大きく、沢山の皆さんがまだ仮設にいらしたり、
ご苦労をされていると聞いているので、
映画『駄菓子屋小春』を観て頂くのは、どうかな?と実はドキドキしていた。
でも、去年9月に完成上映会をした時から、
益城の方々が「観たい」とおっしゃっていると聞いたので、
今回熊本県庁様に相談して、上映会が実現した。

あったかい日で、遅れていた桜が一挙に開いて!
早い時間から、皆さんがいらして下さって、一緒に写真を撮ったり、
俺も嬉しかった。
そして、映画を観ながら、皆さんが笑って下さった!!
良かった!
「大切にしますね」と、DVDを買って下さった方もいらした。

「一人一人が助け合う姿勢に共感し、感動しました。
 町が元気な姿を取り戻すことで、恩返しをしたい」と、
新聞社の方に話して下さった方がいらした!
上映会を開いて頂いて、皆さんに感謝しています。




あたたかい日が続いて、桜のつぼみもふくらんできた。
昨年の今頃は、映画『駄菓子屋小春』の撮影の準備中。
ちょうど河原町で、4坪の店を借りて、
うちの俳優たちと、駄菓子屋をつくっていた。
懐かしい駄菓子を並べて、天井からいろんなものをつって。
「楽しいナァ」などと笑いあって。

熊本地震から、もうすぐ3年。
「熊本県のみんなは、前に向かって進んでいます」
というイベントが開かれる。
その1つとして、映画を上映して下さることになった。

3月24日 14時〜 益城町交流情報センター
4月13日 熊本県庁 新館会議室
(いずれも無料)
もちろん、僕も行くので、
皆さん、よかったら、いらして下さい。





樹の芽もふくらんで…
(取材中)



北海道で、また地震があった。どうなっているんだろう?と心配になるな。
この27日に、北海道函館市で《災害を考える会》を開く皆さんが
「熊本地震の話を聞かせて下さい」と、声をかけて下さった。
『駄菓子屋小春』も一緒に観たい!と。
 ※2月27日 10時〜 函館市・亀田港児童館で。(入場無料)

函館は、大好きな街なんだ。
豪快なおばあちゃんホテル王と、豪快で優しい魚屋の社長がいて、
俺が行くと、ばあちゃんはイカ刺しをつくってくれた。
魚屋の社長は、「ホレ食べなさい」と、皿にゆでたカニを一ぱい!
手でむしって食べろ、とドーンと出すんだ(笑)
イクラの醤油漬けは、丼メシにテンコ盛りにかけて「食べなさい」
ハハハ

魚屋の社長は、“函館を、全国の皆さんが集まる観光地にするんだ”と、
暗くて人が寄り付かなかった港の裏を、赤煉瓦の倉庫街に、
港には洒落た店や船、まるでカリフォルニアかどこかのようなベイエリアに創った!
ばあちゃんは、自分のホテルの裏の港をハワイのようにする!と、話していた。
二人が亡くなって…。
八名が来るなら、夜、昔の仲間たちも集まる、と言って下さっている。
映画の応援もしよう、と。
ありがたいなあ。





俺の年賀状と、くまモンのカレンダー


全国の皆さんから、年賀状、寒中見舞い、沢山頂きました。
ありがとうございます。
「八名さん、大事な仕事の時、八名さんから頂いた
 スカーフを巻いて行ったんですよ」
と、ある有名なアスリートさんが年賀状を下さった。
最高の笑顔で、スカーフが似合っていた!
よかった!何よりも、彼女のあの、最高の笑顔が戻っていた。
世界の最高の場所で!
よかった!
色々あったようで、俺もずっと心配していた。
一番嬉しい年賀状だ。
世界の宝だ、と、俺は、いつも応援している。



もうひとつ、可愛い年賀状。
映画『駄菓子屋小春』に出演した、可愛い女の子から。
「初めての映画出演だったけれど、監督さんや悪役商会の皆さんが
 優しく教えて下さったので楽しく出演出来ました。
 私は、英語もスポーツも頑張って、大きくなったら、
 お寿司屋さんになります」って書いてあった。
熊本の10歳の女の子。
寿司屋になったら、真っ先に「中トロとイカを」食べに行こう。
ハハハ。




ふるさと岡山の災害地に応援を。
倉敷警察署のポスターに出演。
「怪しい電話があったら、振り込め詐欺。
 まず、八名の顔を思い出せ!」

岡山県は、とにかく振り込め詐欺の被害が多い。
前も、俺がCMを担当したら、被害が半分に減ったと聞いていたので、
災害地の皆さんが、被害に遭わないようにと、倉敷警察署の皆さんの
協力をすることにした。
「まず、八名の顔を思い出せ!」って、ハハハ、すごいなあ。



今年の正月は、ちょっとほのぼのした。
岡山の後楽園で、友達に頼んで、一枚の写真を作り上げた。
NHK《ハート展》出品作品づくり。
18歳の女の子の詩を読んで、そこからイメージして
何か作品を創って下さい、と頼まれて。
どこかに“ハート”を入れることが条件。
日頃、“ハート”に縁がないからな。
俺の選んだ“ハート”が、なかなかじっとしていてくれなくて、
苦労した。
でも、楽しかった。
4月から全国各地で展覧会が開かれるそうだ。
近くのデパートなどで《NHKハート展》が開かれたら
観に行って下さい。



熊本地震から、4月で3年目。
映画『駄菓子屋小春』が、記念の映画として上映されることになった。
皆さんの応援のおかげだ。ありがとうございます。


その前に、
2月27日 北海道函館市
3月16日 午前 宮城県大和町 JA女性大会

そして【熊本地震3年目 みんなで復興、前に向かっています!】企画
3月24日 14時〜 益城町交流情報センター
 ※2月2日から申し込み受付 096−287−8411
4月13日 熊本県庁会議室
5月19日 熊本市川尻地区

5月27日 千葉県市原市 18時(仮) 市原市勤労会館youホール
6月2日 徳島県美馬郡つるぎ町 14時〜 就業改善センター
7月28日 岡山市南区灘崎文化センター 08636−2−1600

など、皆さんが上映会を企画して下さっている。
俺も、映画を持って出かけます。

もし、近くだったら、是非観に来て下さい。
「八名の映画を応援しよう」と行く先々でDVDを買って下さる
方々も増えて、本当にありがとうございます。


八名信夫プロフィール 

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